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母の日の意味や由来は?なぜカーネーション?日本はいつから?

母の日といって思い出すのは赤いカーネーションという方も多いと思います。

バレンタインデーにチョコを贈るという風習は日本の商業的な戦略が
絡んでいますが、母の日のカーネーションもそのような類なんでしょうか?

そんな疑問が湧き、
今回は母の日の意味や由来を調べてみました。
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母の日の意味や由来は?

母の日の起源は諸説あるようですが、
アメリカの「アンナ・ジャービス」という女性が始め・広めたという話が有名です。

【母親アンさん】
アンナさんの母親はアン・ジャービスといい、
ウエストバージニア州で育ちました。
当時医療水準がとても低く、11人兄弟の仲で
成人したのはアンさん含め4人だけだったそうです。

そんな環境下で地域の医療や衛生環境を改善しようと
「Mothers Day Work Club」というボランティア団体を組織し、
地域における医療補助活動を続けていきました。

1861年に南北戦争が起きた際、
衛生状態の悪い中で病気が蔓延する中、
アンさんの団体は敵味方関係なくすべての兵士に手を差し伸べました。
南北戦争後も平和活動や子どもの教育支援などアンさんの活動は続き、
1905年5月9日に亡くなりました。

【娘アンナさんの活動】
このような偉大は母親を持つアンナさんは
母親がなくなった後、母親が生きている間に
もっと感謝の気持ちを伝えたかった!と強く思うようになりました。
また他の人に同じような気持ちになってほしくないという思いから、
生前に母親に感謝する機会を設けようという活動に繋がっていきます。

1908年5月9日に教会で亡き母の追悼の意味も込め、
白いカーネーションを配りました。
この風習が多くの賛同者を得てアメリカの多くの州に広まり、
1914年アメリカの大統領ウィルソンが5月の第二日曜日を
母の日として正式に制定したのです。

母の日の意味なぜカーネーション?

上記の由来より、アンナさんがカーネーションを教会で
配った事から母の日=カーネーションというイメージが定着していきました。

そもそも白いカーネーションは母親のアンさんが好きな花だったようです。
この母親の追悼に白いカーネーションを供えたこともあり、
・亡くなった方へは白いカーネーション
・健在の母親へは赤いカーネーション

という流れができたようです。

しかし、白赤で区别が出てきますし、
母親がいない子どもへの配慮もあり赤いカーネーションが一般化しました。
現在ではカーネーションの色も様々になり、
選ぶ楽しみもありますよね。

また、色によっての意味があるようなので調べてみました。

【赤】・・・・・母への愛、愛を真実、熱烈な愛
【ピンク】・・・感謝、気品、熱愛
【オレンジ】・・純粋な愛情、清い慕情、感動
【黃】・・・・・愛情のゆらぎ、けいべつ、嫉妬
【青】・・・・・永遠の幸福、
【紫】・・・・・誇り、気品
【白】・・・・・亡き母を偲ぶ、尊敬、愛は生きている

私個人的にはあまり気にしませんし、むしろネガティブな意味をつけられた花たちは
なんだか可哀相な気がするのですが。。。
細かいところまで気になるという方は
黄色や白は避けた方がいいかもしれませんね。


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母の日日本はいつから始まった?

アメリカから広まった習慣が日本にどのように伝わって来たのか調べてみます。

日本では1913年に青山学院で母の日礼拝が行われ、
なんとアンナ・ジャービスからもメッセージが届いたそうです。
当時青山学院にいた女性宣教師が熱心に働きかけたことで
日本でも「母の日」が定着のきっかけになっていきます。

キリスト教の教会などで徐々に広まっていく中、
1937年5月8日に森永製菓の「森永母の日大会」が告知・開催され
日本全国で一気に広まって行きました。

その後日本は戦争に入り、母の日どころではない騒ぎとなります。

戦後も落ち着き、1949年頃から再度アメリカに倣い、
5月の第二日曜日を母の日とするようになりました。

現在は行事として定着しており、
カーネーション以外の花を贈る方も多いそうです。

母の日向きの人気な花と花言葉

アジサイ :「辛抱強い愛情」「元気な女性」
バラ   : 赤「情熱」ピンク「上品」白「純潔」青「奇跡」オレンジ「無邪気」
蘭    :「優雅な女性」「美人」

まとめ

母の日もどうせ日本の商業戦略的なものが絡んでいるのかと思いきや、
色々な方の努力の歴史があったのですね。
後から後悔しないように
母の日にはぜひ感謝の気持ちを伝えてくださいね。

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