お月見のお団子の意味は何?数は決まってる?いつ食べるの?
秋の始まりを感じることが出来る十五夜のお月見。
9月ですので最近はかなり暑い日もありますが、
満月の下でお団子を供える行事でです。
お団子やすすきを供える事はなんとなく知っていますが、
元々どのような意味や由来があるのでしょうか?
今回はお月見に関して調べてみました。
お月見にお団子を供える意味は?
そもそもお月見やお団子はどのような意味があるのでしょうか?
まずお月見という行事自体が
・十五夜の満月は一年の内で月が一番きれいに見える日であり、月を眺め、愛でる
・農作物のこれからの豊穣祈願と収穫を感謝する
この2点が合わさった行事となります。
月に感謝するという所から団子を月に見立ててお供えしました。
地域によっては団子の代わりに丸い里芋をお供えしているそうです。
お団子の他に飾るものと言えばススキが定番です。
実はお米の豊作を願って稲穂を飾る所を、十五夜の頃に米はまだ収穫時期ではないことから、
稲穂に似ているススキをお供えしました。
稲穂の代用でススキを飾った所から始まったんですね。
ですのでこちらも地域によっては稲穂を飾る所もあります。
お月見のお団子の数には意味がある?
我が家ではなんとなくお皿にお団子を盛り付けてお供えしていましたが、
実はこのお団子の数にもパターンがあることがわかりました。
よくあるイメージですと白い団子がピラミッド状に積まれていますよね。
個数に関してはいくつかあります。
【個数と並べ方】
①十五夜にちなんで15個
・一段目に9個(3×3)、二段目に4個(2×2)、三段目に2個
一番上の2個は神事なので正面から見て縦に2個並べます。
(行事が仏事の場合は正面から見て横に2個)
②1年の満月数に合わせ12個(閏年には13個)
・一段目に9個(3×3)、二段目に3個
※閏年の場合は二段目を4個にする
③15を簡略して5個
・一段目に4個(2×2)、二段目に1個
【器や飾る位置】
本来は「三方(さんぽう)」に白い紙を敷いて団子を並べます。
ただし三方があるご家庭は少ないので、
お盆やお皿に、白い紙を敷いて並べます。(奉書紙、半紙、天ぷら紙などでOK)
飾る位置は月が見える所か、床の間にお供えします。
日本古来の考え方では左上位になりますので、ススキや他のものを一緒に並べる際はお月さま絡みて左側に自然界のもの(ススキ)、右側に人工のもの(団子)を供えるのが一般的だそうです。
お月見のお団子はいつ食べる?
お月見でお供えしたお団子はどのタイミングで食べるのが正解なんでしょうか?
あまりずっと置いておくとカピカピになりますし、
かと言ってお供えする前からバクバク食べても変ですよね。
基本的に〜時に食べるという決まりはありませんが、
月を見ながら夜に食べるのが良いそうです。
月が見える時間であればいつでも良いですが、
一番きれいに見える時間帯や家からちょうどよく見えるタイミングがベストです。
農作物の収穫時、夜遅くまでかかるときには月明かりを助けに収穫をしたそうです。
また、今でも田植えや農作業が終わったらお祝いとしてごちそうを食べるという
風習も残っている地域があるそうなので、
やはり1日の作業が終わり、ゆっくり出来る夜に楽しむのが良さそうです。
まとめ
お月見といっても意外と知らないことも多かったのではないでしょうか。
私も今までなんとなく過ごしてきましたが
今年はよりお月見が楽しめそうです。