お歳暮のお返しマナーお礼状?電話やメールは?一般常識金額と時期
2018/02/07
社会人になったり、結婚をして世帯を持った時、
お歳暮を頂いてお返しに困った事はありませんか?
送るのを忘れていた方や、思いがけない方から頂いた場合でも、その後の対応で先方の印象は大きく変わってきます。
ここでは、お歳暮のお返しマナーについて確認していきましょう。
お歳暮のお返しマナー
お歳暮とはお世話になった方々へのお礼です。
目下の人が目上の方に贈るのが一般的ですので、お返しをする必要はありません。
ただし相手の方に無事品物が着いたことをお知らせする意味でもお礼状や電話などでお礼を伝えるのが最低限のマナーです。
一方、最近ではお歳暮の意味も多様化していますので、
自分も日頃お世話になっている方から頂いた際、お礼状や電話だけでは気が引ける場合も多いのではないでしょうか。
そのような場合にはお礼状を出した後に
同額程度の品物をお返しの意味も込めて贈っても特に問題はありません。
いずれの場合も、お歳暮が届いたら出来るだけ早いうちに
アクションを起こし、お礼を伝えるように心がけましょう。
お歳暮のお返しはお礼状?電話やメールは?
まずはお礼を先方に伝えましょう。
お歳暮のお礼として、お礼状を出すことが一般的に多いようですが、電話やメールは絶対にダメという事ではありません。
お互いの間柄や状況によって使い分けをしましょう。
●お礼状
お歳暮のお礼としては最も一般的です。
一番かしこまった方法ですので、出しておけば間違いなし。
会社の上司や取引先、会う機会が少ない親戚・義両親には必ず送りましょう。
●電話
お礼状よりは砕けた方法になりますが、思い立ったときにすぐに掛けることができ、直接言葉で伝えられるところが一番の利点です。
比較的親しい間柄の親戚や、会う機会が多めの義両親などに適しています。
●メール
会う機会の多い親しい友人や、なんでも話せる間柄の方には
メールでとり急ぎお礼を述べ、直接会ったとき、改めてお礼を言うのもよいでしょう。
若い方ならメールを使用するのに抵抗がない方も多いですし、
都合により、電話に出られないような方には自分の空いた時間に確認できます。
ただし目上の方やかしこまった間柄の場合は避けましょう。
迷った時は・・・
●電話+お礼状
先方の都合の良さそうな時間を見計らって
すぐに電話を掛けお礼を言ってしまいましょう。
その後に落ち着いてお礼状を作成・送付すれば、
非礼になることはまずないでしょう。
お歳暮のお返し金額と時期
お礼だけでは気が引けるという場合
お礼の品を送りましょう。
ここで注意すべきは二点、金額と時期です。
●金額
お返しやお礼の品として贈る場合、品物はだいたい同程度の金額のものにしましょう。
贈られてきた品物のより明らかに高額(倍以上)ですと、「倍返し」と言って、
「気持ちは嬉しいが、今後は気遣い不要」という意味を持ってしまいます。
よかれと思い高額なものを贈っても、相手先でよく思われない場合もありますので、
十分に気を付けましょう。
●時期
お返しの品を送る場合、花結び(蝶結び)の水引を使用します。
また時期により「熨斗(のし)」の表書きが変わってきます。
12/30までに届く場合 ・・・・・・・・「御歳暮」
1/1~1/6(松の内)までに届く場合・・「御年賀」
1/7~2/3(立春)までに届く場合・・・「寒中御見舞い」
いつでもOK ・・・・・・・・・・・・「御礼」
「お歳暮」には今後毎年親しくしていきましょうという継続的な意味合いも兼ねています。
今回一度限りで今後受取りを辞退したい場合には「御礼」を用いるのが無難です。
もし喪中の場合は?
お歳暮とはお祝いではなく、お世話になった方々へのお礼です。
いずれかが(または双方)喪中であってもお歳暮を贈ることは差支えないことに
なっています。
それでも気になる場合は、事前に先方に確認し、
了承を得た上で、1/7~2/3に「寒中御見舞い」として贈りましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
地域や考え方によって受け取る側のとらえ方が異なる場合もありますので、同じような状況の方に普段はどうしているか聞いてみるのも一つの手です。
一番大切なのは相手への気遣いですが、最低限のマナーは押さえておきましょう。