こども・育児関係

赤ちゃんがインフルエンザになった時の症状や看病方法と家族でやること

2017/09/07

大人でも辛いインフルエンザ。
新生児や赤ちゃんの体調が悪い場合、
風邪なのかインフルエンザなのか分からず、不安でいっぱいですよね。

今回はインフルエンザの症状や看病方法をまとめました。
お母さんが慌てていると子どもも不安になります。
まずはお母さんが落ち着いて、対処していきましょう。
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インフルエンザになった赤ちゃんの症状

赤ちゃんは言葉で体調不良を伝えられないため、
インフルエンザにかかると急に高熱が出るなどして親も驚いてしまいます。

症状としては、40℃以上の高熱が2〜5日ほど続き、
不機嫌になり泣き続けたり、泣き声が弱くなったりします。

通常の風邪に比べて高熱になり、
ミルクをあまり飲まなくなったり、筋肉痛、関節痛など身体全体に症状が見られます。
早期発見するためにも
インフルエンザと風邪の見分けるポイントがこちらです。

◆38℃以上の熱がある
◆身近でインフルエンザが流行している
◆くしゃみはないのに咳・鼻水の症状がある
◆不機嫌で泣き続けている

一つでも当てはまればインフルエンザの可能性があります。
特に体温は分かりやすい目安になりますので体温計で計ってみて下さい。
こちら以外にも、いつもの風邪と異なる症状があれば要注意です。

通常の風邪の場合、咳や鼻水はひき初めに見られることが多いですが、
赤ちゃんがインフルエンザに感染した場合は、
熱が出て数日たってから鼻水や咳が見られるパターンも多いので要注意です。

もうどこからの症状から病院へ行った方がいいのか分からない!!
どう対処したらいいのか分からない!
と迷った場合はまず落ち着いて、
全国同一の小児救急電話相談(#8000)へ電話すると
小児科医・看護師さんに相談することができます。

状況を説明し病院に行くべきか相談しましょう。
全国同一ですしかなりの方が電話していますので、かなり気軽に利用できます。
子どものためにも躊躇っている場合ではありませんよ!!

赤ちゃんの月数別の対処目安がこちらですので参考にしてください。

【新生児〜生後2ヶ月】
夜中に38℃以上の発熱をした場合は、救急病院を受診が目安。

【生後3〜6ヶ月】
通常の発熱以外に目立った症状がない場合は、翌朝の受診が目安です。
それまで赤ちゃんの体温調節や水分補給を行い、赤ちゃんの様子を見ましょう。
ただし
41℃以上の熱や、熱性けいれん、ぐったりしている、顔色が悪い、水分が摂れていない
などの明らかに様子が以上である場合は救急病院の受診が必要です。

【生後6ヶ月以上】
通常の発熱が出ても、おっぱいやミルクをきちんと飲み、眠れているようなら
翌朝まで様子をみます。
ただし6ヶ月以上でも、症状が急変することもあります。
41℃以上の発熱、急にぐったりした、熱性けいれん、嘔吐と繰り返す
などがあったらすぐに救急病院の受診が必要です。

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インフルエンザになった赤ちゃんの看病方法

インフルエンザと診断された場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。
赤ちゃんの看病方法についてポイントをまとめました。

◆水分の補給をまめにする

赤ちゃんは熱を下げようとしてたくさんの汗をかきます。
下痢や嘔吐があればさらに水分が失われていきます。
母乳やミルクを飲んでいる場合は、こまめに与えましょう。
卒乳している場合はぬるま湯や赤ちゃん用のイオン水を少しずつ与えます。

◆無理に離乳食を食べさせなくてOK

無理にご飯を食べさせる必要はないそうです。
食べられる元気があれば、一段階下げた離乳食を消化の良い食材で作ってあげましょう。
嘔吐がつづく場合、乳製品は避けましょう。

◆温度、湿度調整

空気中に水分が少ないとせきやくしゃみでウイルスも拡散してしまいます。
このインフルエンザウイルスの弱みが高温多湿なんです。
温度20℃以上、湿度50〜60%で空気中の感染力がガクッと下がります。

注意点として、湿度が70%以上になると
こんどは細菌やカビが育ちやすくなり、これらを長時間吸い込むとアレルギーを起こす人もいます。
過度な加湿に注意し、加湿器のタンクは1日おきに清掃しましょう。

◆換気

床に落ちたウイルスは時間が経てば消滅しますが、
締め切った室内では長い時間空気中を漂っていることもあるそうです。

換気をすることで空気中にウイルスの濃度を下げることができます。
温度や湿度に気を取られがちですが、定期的に換気もするように心がけましょう。

◆体温に合わせた服装

熱が上がっている状態の時は一枚多く着せ、
体温が上がりきったら、一枚脱がして熱を逃がしやすくしてあげましょう。
汗をたくさんかくので、汗をよく吸ってくれる素材の服がおすすめです。
また赤ちゃんはすぐに体温が変化するので、一時間おきに体温を計ってまめにチェックしましょう。

◆お風呂は控える

熱が上がっている状態でお風呂に入れると、熱がさらに上がってしまうことがあります。
お風呂には入れずにタオルやガーゼで体を拭くようにしましょう。

 

インフルエンザになった赤ちゃんの家族が出来ること

赤ちゃんがインフルエンザの場合、悪化させないためにも
家族で出来るだけのことをしていきましょう。

◆お母さんがインフルエンザの予防接種をする
家族の誰かがインフルエンザに感染してしまうと、室内にウイルスが蔓延してしまいます。
まずはまわりにいる大人が予防接種を受けて
赤ちゃんへ感染しないように心がけましょう。
もし感染したかな?と思ったらすぐに異なる部屋で寝るなど
できるだけ赤ちゃんに接触しないようにしてください。

◆人混みへ外出しない
人混みではインフルエンザの他にも様々な菌がうようよしてます。
咳やくしゃみからの飛沫感染や
不特定多数の人と接触が増えるため接触感染が起こりやすい状況です。
どうしても出かけなければならない場合は仕方ないですが、
できるだけ人が多い場所は避けましょう。

◆手洗いをきちんとする
風邪やインフルエンザなどのウイルスの多くは「手」から体内に侵入する事が多いと言われています。
確かにクセや無意識に手で鼻や口を触っている時は結構ありますよね。
赤ちゃんから自分に感染っては元も子もありません。
清潔な状態で赤ちゃんの看病をしましょう。

 

まとめ

赤ちゃんがインフルエンザかなと思うと
お母さんも慌ててしまいますが、まずは落ち着くことが大切です。
分からない場合は自己判断はせず、必ず小児科の医師に電話で相談してみましょう。
赤ちゃんの体調が早くよくなることを願っています。

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