鏡餅はいつから飾るの?どこに置くの?意味や由来は?
2017/12/28
12月は何かと忙しい時期です。
気づいた頃にはもう年末!
お正月に定番のアイテムと言えば「鏡餅」ですよね。
簡単な小さいものでもグッとお正月らしくなります。
私は大掃除後、なんとなーくリビングなど目につくところに飾っていましたが、
実は鏡餅を「飾る」タイミングや置く場所があるって知っていましたか?
今回は鏡餅に関して調べてみました。
鏡餅っていつから飾るの?
正月飾りも含め、12/26〜12/28の間に飾るのが一般的とされています。
特に28日は「8」=末広がりとして縁起がよいとされ
28日にお餅をついてその日に飾る地域も多いそうです。
もしこの時期を逃してしまった場合、
縁起を考えるなら
29日 →「苦餅」「二重苦」を連想させるため✗
31日 →「一夜餅」「一夜飾り」といって縁起が悪いため✗
こうなると残っているのは30日になりますね。
忙しい12月にタイミングを見計らうのはなかなか難しいとは思いますが、
今年はぜひやってみてはいかがでしょうか。
鏡餅ってどこに置くの?
私は目につきやすという理由だけでなんとなくリビングに飾っていましたが、
そういえば地方のおばあちゃんは結構色々なところにあった様な気がするので
正しい場所を調べてみました。
床の間、神棚、玄関・・・ご家庭によって様々だとは思いますが、
鏡餅は神様へのお供え物であり、神様の依り代でもあります。
ですので本来鏡餅を飾る場所は
◆1番大きいものを床の間(なければリビングや玄関先)
◆2番めに大きいものを仏壇、神棚
◆小さいものを台所や各部屋
となります。
台所は火の神様、など
日本では古くから家の中の至る所に神様がいるとされています。
その各神様に応じて飾るという考え方です。
ですので小さいものも至るところに飾るんですね。
寝室は「納戸神」トイレは「厠神」がいますので飾ってもOKですよ〜
全ての神様にお供えしようとすると
家中鏡餅だらけになってしまいそうですね。
床の間をメインに、
玄関先、台所、お茶の間など目につきやすい場所数カ所においてみると良いでしょう。
鏡餅の意味や由来は?
そもそもなんで「鏡」餅なんでしょうか?
今は四角いものが多いですが、昔の鏡は円形だった事から「鏡餅」と呼ばれました。
また、円形は人の魂や心臓の形ともされ、生命力の象徴でもあるんですね。
鏡は魂を表す神器の一つであり、神様の依り代の役割を持っています。
ですので鏡に似せたお餅として「鏡餅」となりました。
お餅を2つ重ねるのは太陽と月を表しており、
縁起良く、福徳が重なるという意味も込められています。
鏡餅の飾りにもそれぞれ意味があります。
◆橙(だいだい)
鏡餅の1番上に乗せて、家が代々栄えるようにという意味が込められています。
◆餅の下に敷くシダのような緑の植物
裏白(ウラジロ)というシダ植物で、その名の通り裏面が白くなっていることから、
心に裏や偽りがない純白なことを示し、
白髪になるまで長生きするという長寿の象徴でもあります。
◆紅白の紙を稲妻状に折った紙
御幣(ごへい)といい、神道の祭祀で用いられるもので
赤は魔除けの意味があり、
白一色のものは紙垂・四手(しで)といいます。
◆鏡餅を乗せる台
三方と言い、穴が三方向に空いており、
食品や盃などを載せる儀式的な台になります。
一般的なご家庭にない場合も多いので、
お盆や平らなお皿に半紙や和紙を敷いて鏡餅を飾ることも多いです。
まとめ
昔からの風習にはその一つ一つに意味が込められています。
イベントのふとしたタイミングで
もう一度立ち返って調べてみるのも面白いですね。
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